【交通事故】弁護士に示談を依頼するメリット+弁護士特約とは?
■示談交渉を弁護士に依頼して本当にトクなのか
「交通事故の示談交渉を弁護士に依頼すると、かえって弁護士費用がかさんでしまうから、自分でできるところまで示談して、あとは保険会社に任せておくだけで十分ではないか」
そんなふうに考えている人も少なからずいるのではないでしょうか。
ただ、これだけは断言します。交通事故の相談を弁護士にしたことでマイナスになる事はありません。その理由は以下のようなメリットがあるからです。
○交通事故を弁護士に相談するメリット
・その1:デメリットがない
交通事故に強い弁護士であれば、大抵の場合「交通事故については初回相談料無料」とか「着手金ゼロ」といった優遇措置をとっている法律事務所が多いため、とりあえず相談する事に対してデメリットはないのです。相談してみて費用対効果があわなければ、弁護士の方からその旨教えてくれます。被害者が経済的にトクをしないのに、弁護士が無理矢理に受任する事はまずあり得ません。
・その2:慰謝料の増額
弁護士に示談交渉を依頼しないと、被害者自身が示談交渉の窓口となります。通常示談交渉は加害者の任意保険会社と行なう事になりますが、大抵の場合こちらが受け入れられるような示談内容ではありません。
特に慰謝料については低い算定基準である任意保険基準や自賠責基準によって計算されているため、そのまま納得して合意してしまうと大きな損失を受ける事になります。
弁護士に示談交渉を依頼すると、裁判基準を用いて慰謝料を算定して増額請求するため、多くのケースで示談金の増額幅が弁護士費用を上回るため、被害者としては弁護士に依頼した事で経済的にプラスになるのです。
(参考ページ:弁護士に依頼すれば示談額が増える訳)
・その3:精神的に楽になる
自分自身で示談交渉をすると、加害者側の心ない対応に大きなストレスを感じる事になります。ですから示談金が増額するということだけではなく、被害者の精神的なことを考えても弁護士に依頼する価値は十分にあるのです。
○弁護士費用特約を活用しましょう
それでも弁護士費用が気になるという人は、自動車保険の弁護士費用特約に加入する事をおすすめします。これは自動車保険のオプション商品で、最近ではほとんどの自動車保険会社が導入しています。
もしも交通事故が発生した場合に、その限度額(概ね300万円)まで弁護士費用が保険金からおりるため、交通事故が発生した場合は悩む必要もなく、すぐに弁護士に依頼する事が可能です。
なお、弁護士費用特約を利用する際には、必ず保険会社の「事前の同意」が必要ですので、予め保険会社に連絡の上弁護士に相談しましょう。
○被害者が無保険車だった場合、補償はどうなるの?
不運にも加害者が無保険車だった場合は、その補償はどうなるのでしょうか。もちろん保険に加入していないからと言って損害賠償義務が免れるわけではありませんので、被害者としては保険会社に対するのと同じように請求が可能です。
ただ、無保険車の場合、ほとんど資力のない人が多いため、たとえ裁判で勝ったとしても差し押える財産がほとんどないというケースもあります。
このようなケースでは、一度冷静になって次のような救済方法も検討しましょう。
・その1:政府保障事業制度
これは無保険車と事故に遭った場合やひき逃げ事故にあった場合に、国がその損害を補填する「最終手段」です。算定基準は自賠責保険と同じ基準により算定され支払われます。なお、政府保障によって国が被害者に支払った金額は、国から加害者に対して請求がいく事になります。
・その2:自分の自動車保険を使う
被害に遭わされて納得ができない部分もありますが、けれどもそんな時のために保険に入っているという部分があるのもまた事実です。こんな時に利用できるのが「人身障害補償保険」や「車両保険」です。
加害者から当面賠償が受けられそうもなければ、自分の自動車保険から保険金を受け取るという決断も時には必要です。
以上まとめると、交通事故で示談交渉となったときに弁護士に依頼するメリットはたくさんあることがお分かりいただけたと思います。
当事務所では、初回相談は無料となっておりますので、まずは電話・メールにてお問合せください。埼玉県越谷市の新越谷駅・南越谷駅から徒歩3分ほどですので、アクセスも便利です。近郊の春日部市、三郷市、八潮市、草加市、吉川市、川口市、東京都足立区などからもご相談を受け付けております。
◆越谷市内の方へ (新越谷/南越谷駅周辺の地図など) | ◆春日部・草加・川口など周辺エリアの方へ (越谷市外からのアクセス) |