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対保険会社との交通事故示談のおおまかな流れについて

交通事故の被害者になってしましました。相手の保険会社から連絡があり、様々な書類が送られてきたのですが署名して良いのか分かりません。今後の流れを教えて下さい。

事故当初に保険会社から送られてくる書類としては、病院の支払いや、診療報酬明細(レセプト)開示に関する同意書、通院交通費請求のための用紙が考えられます。診療情報開示に関する同意書は治療費の支払のために必要ですので、治療費を相手方に負担してもらう場合は署名して下さい。事故時に乗っていた自転車や、身につけていた物が壊れた場合、早々に物件損害についての示談書(免責証書)を送ってくる保険会社も散見されますが、比較的金額が安いからと過失割合を気にすることなく安易に署名してしまうと、人身損害について過失割合を覆すことが難しくなりますので注意が必要です。
おおまかな流れとしては、怪我の治療、後遺症が残りそうであれば後遺症認定の申請、後遺症認定に関する異議申立等を経て、賠償金額が計算できますので、その後、過失割合や賠償金額について示談交渉となります。示談がうまくいかなかった場合には、訴訟提起して、賠償額を決定するとになります。
尚、示談金の支払いは、全損害を一括して合意することが本来ですが、休業補償や入通院交通費など、生計にかかわるものは先に請求し、既払い金とすることも考えられます。個々の場合に応じた対応が必要ですので、不安な点は早めに専門家に相談することをお勧めします。